VA-11 Hall-A プレイ日記②
前回までのあらすじ
ジルは腐敗都市のバーテンダー。今宵も様々な客が色々な事情を抱えて訪れる……。
ヴァルハラのスタッフ
ヴァルハラで働く人間は主人公のジルひとりではありません。頼れる仲間がふたりいるのです。
ひとりはジルの上司であり、ヴァルハラの主人でもある
デイナ(通称ボス)。
左腕が義手の女性で、喧嘩には滅法強い。その強さは街にいるチンピラたちもボスの前では大人しくなるほど。
熊を殺したことがある
とか
最強レスラーだった
とかイカつい噂には事欠かさない。でも本人は過去のことをあまり語りたくない模様。
もうひとりは同僚であり、ジルと同じバーテンダーの
ギリアン。
(主人公のジル含め)破天荒なボケ役が多いヴァルハラの中で唯一のツッコミ役であり、常識人であり、苦労人。
優しくて有能な彼であるが、彼にも黒い面がある。過去に反政府運動に参加していたらしく、最近でも街で厄介ごとが起こると数日ほど行方をくらませてしまう。
しかしジルやボスからの信頼は厚く、客からもなんだかんだ愛されてる。
ジル(中央)、ボス(右)、ギリアン(左)のトリオは相性が良く、今日もなんとかややこしい客の来るヴァルハラの経営をこなしているのです。
リリム
ヴァルハラの世界で欠かせないのはリリムという存在でしょう。
リリムはいわゆるアンドロイドでありロボットです。ただし知性や感情も備わっており、お酒も飲めるというハイスペック。
もはやほぼ人間。
そんな彼ら彼女らの職業も多彩で、
企業勤めのサラリーマンリリムもいれば、
姿は少女だけど精神は大人、職業は娼婦のリリム、
そして中には人類顔負けの歌を披露する世界的アイドルのリリムまで……。
精神や記憶はサーバーにバックアップ出来て、身体は好きな容姿に変更可能。
これはもう人類の上位互換では?
というより、このゲームの世界は近未来だけあって生物工学の技術がかなり発達しています。義手義足などの身体の一部を代替するものが普遍的に存在してます。
ボスも左手が義手ですし、お客の多くも色んな事情で身体の一部を失った人たちが機械に機能を任せています。
中でも一際目を引いたのが
脳だけが生体の人間(?)。
ここまで来ると「人間とは?」という哲学的テーマにぶち当たってしまいます笑。もはやリリムの方が人間らしいのでは。
というか、ここバーだけど脳だけでお酒飲めるのか?
夜逃げしよう
というわけで今日も十人十色、多種多様、魑魅魍魎のお客さんたちを捌いてホクホクのお金を貰いました。
このまま貯金してグリッジシティの女王になる日も近いとほくそ笑んでいたところ、
ボスがなにやら揉めていました。
何事かと急いで聞いてみると……。
へ、閉店……!?
ヴァルハラが閉店? 嘘やろ? 私の貯金まだ全然溜まってないのに!?
しかもどうやら経営の問題ではなく、犯罪者がマネーロンダリングやアジトにバーを悪用してしまうからだそうだ。
もちろんヴァルハラはそんなことしてないが、政府としては一度全部閉店させようという腹らしい。
これはもう私ひとりの力ではどうにもならない……。
しかしこのままだと近いうちに無職になるのは確定……。
……
………
…………
よし! 夜逃げしよう!
稼ぐだけ稼いで私だけでも逃げるんだあ!
上司も同僚も知ったことではない! 私はバーテンダーをやめるぞジョジョー!!!!
(続く)
0コメント