VA-11 Hall-A プレイ日記③
前回までのあらすじ
店が潰れそう。私はバーテンダーを辞めて、とっととこの街を出る。
新人店員
ヴァルハラ閉店危機の中、ボスが新人店員をスカウトしてきました。
流石ボス。閉店間際でも人手不足のことを考えてくれる良い上司です。
さて、肝心の新人さんはどんな人かというと……
( ゚д゚) ・・・
(つд⊂)ゴシゴシ
(;゚д゚) ・・・
(つд⊂)ゴシゴシゴシ
(;゚Д゚) …!?
こ、これは犬では?
自分の目を10回ほど疑いましたが、どうやらボスが言うにはマジらしい。
名前はイカ柴(イカした柴犬の略?)。
見かけ通りのヤンチャボーイ。心移りが激しくて、興味を惹かれるとすぐにそっちの方へ駆け寄ってしまうほど。
イカ柴は人語も喋れるけど犬が助っ人ってマジか……。
猫の手も借りたいは聞いたことありますが、まさか犬の手を借りることになるとは夢に思いませんでした。
果たしてこの新人店員と、
いや新犬店員と
仲良くやっていけるでしょうか。
グリッジシティの実情
グリッジシティはマジのガチのヤバヤバの街です。
まず治安が悪い。
これに関しては言うまでもなく、小さい事件なら日常的に起こってます。
中でも最近世間を賑わせてるのは
Alice_Rabbit
という凄腕ハッカー。
イタズラだったり政府の隠匿情報を漏らしたりと目的が一定しませんが、どこにでも侵入できるという腕前の持ち主であることは確かなようです。
しかも男性か女性か、単独か複数かもハッキリしてません。もしかしたらヴァルハラの客の中にいるのかも……?
次に政治の腐敗が酷い。
警察や救急に代わる公権力として
ホワイトナイト
という組織があるのですが、これがまあ酷い。
横領、汚職、癒着、なんでもアリ。
市民からの信頼は常に底値を更新中。
ヴァルハラに来るお客さんのセイ(画像の水色髪の女性)のように、ホワイトナイトの中でも職務に忠実な良い人はいるのですが……。そういう人に限ってホワイトナイトをリンチする運動に巻き込まれて、画像のようなボロボロの状態になってしまってます。
まさにこの世は地獄だぜえ。
少し前に政府は治安の悪化を防ぐ為に全市民にナノマシンを注入することにしました。
そしてそのナノマシン法案からしばらく経っているようですが、少なくとも治安はちっとも良くなってないようです。
まさに無能政府。
こりゃクーデターの日も近いですね。
さっさと荷造りして夜逃げじゃ夜逃げ。
懐かしき知り合い
今日も今日とてオールスター厄介客たちを捌き終えると、閉店間際のヴァルハラの隅にひとりの女の子が。
ボスやギリアンの知り合いでもなく、ただジルを睨みつけるだけ……。
「自分の選んだ結果に満足してる?」
突然口を開いたと思えば謎の言葉を吐く少女。意味が分かりません。お前はいったい私のなんなんだ!
意味深な言葉を吐く少女をじっと見てると、ジルはどこかで会ったことがあることを思い出します。
それもとても大切な記憶の中にある誰かのようで……。
そして少女は核心を突く言葉を吐きます。
少女はジルの元カノの妹でした。
そして彼女がヴァルハラに来た理由は、
元カノが死んだことを告げるため。
少女はジルを責め立てます。
そもそもジルは元カノのことが嫌いで別れたわけではなく(むしろ未だ好き)、自分の将来の為に半ば成り行きで会わなくなっていたのです。
そして元カノはジルがいなくなった途端、上記で話した体内のナノマシンに拒絶反応が出て重篤な状態に。長い闘病生活の末に亡くなったのでした。
そのせいで少女はジルがいなくなったせいだと思って責め立ててるのです。
病気そのものを知らなかったジルはジルでブチギレて少女と口喧嘩します。
まさに修羅場。
どちらの言い分も理解出来る分、辛いですな……。
最終的にボスとギリアンがなんとか治めてくれましたが、ジルは顔を真っ赤にして泣き腫らしています。
果たして彼女はヴァルハラに帰ってくることはあるのでしょうか。
そして私の逃走資金はどうなってしまうのでしょうか!
頑張れジル! 負けるなジル!夜逃げの資金を稼ぐまで!!
(続く)
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