【都会に帰りたい】イハナシの魔女 プレイ日記⑦
【前回までのあらすじ】
無法地帯沖縄孤島、渡夜時島。そこで都会っ子の光クンは魔女リルゥと共に友人アカリの声優になるという夢を叶える手伝いをすることに。なんとかオーディションには合格するものの、古い慣習に囚われている親の同意が必要ということに……。
【夢】
アカリは両親を呼び出し、同意を取り付ける為に相対します。傍には光クンも。
うおおおお、頑張れ光クン。こうなったら最後まで支えてやるんだぞ。
儀式を裏切ったという割にはアカリへの対応は比較的優しく、本家に相談して巫女へなることは辞めさせたようです。
しかしそれでもそれは進学を優先するという条件付き。それでは声優にはなれません。
でもここまで来たら、あとはどこにでもある普通の家庭と同じです。
堅実な未来を歩ませたい親と、自分の夢にまっすぐでありたい子供の、どちらの想いが強いか。
でもそれならこっちが有利ですとも。
ひとりで東京まで行って、オーディションで合格をもぎ取ってきたんですから!
アカリも渾身の叫びで自分の想いを伝えます。
いつもの飄々とした態度でもなく、裏で見せる弱気な彼女でもなく、心からの自分の叫び。芯に迫るものがあります。
光クンも説得に加担します。普段から雰囲気をまったく読めなくてあちゃーな発言も多い光クンですが、ここではスバっと両親に切り込んでくれました。
だけど
親はまったくの不動!
もうダメかと思いきや……
去り際にまさかの発言が……。
親父さん……泣。
きっと色々な葛藤があったはずです。声優になることについては、また本家に頭を下げればいいと軽く言いましたが、決して軽いものではないはずなのに……。
厳しい物言いが多い両親でしたが、決して身勝手ではなく、アカリのことを光クンやリルゥ以上に慮っていた人たちでした……。
【恋の行方】
さあさ声優への道は切り開かれました!
残る課題はひとつだけですね……。
光クンはリルゥとアカリ、いったいどっちが好きなんだってこと!
コレを聞くまでは都会になんか帰さないぜ……。
というわけで光クンはアカリは直球の質問を投げかけられます。
ところがコレはアカリの振りをしたリルゥでした。しかもまた直球の告白をしてきます。
どうなるんだと思いきや
本当はアカリの振りをしたリルゥの振りをしたアカリでした。
う〜ん。混乱する。
しかも肝心の光クンはまともな答えをだしません。
この優柔不断鈍感漢め。
毒舌の癖にこういう時だけ言い淀みますよねアナタ。責任(?)から逃げるな。
それでもアカリは感じ取ってしまいました。
アカリからの告白とリルゥからの告白でだいぶ反応が違っていることに。
自らの恋心を自覚して、身を引きます。
アカリ……泣。
こういうところは親父さんに似てるのかね。相手の為に自分の感情を引っ込めてしまうところ……。
というかコレってアカリ編じゃなかったの!?ヒロインはアカリでは!?
【そして都会へ】
そしてアカリが東京へと旅立つ日が来ました。
私たちも連れて行っておくれ〜!良いところももちろんあるけど、無法地帯はもうイヤだ〜!!
別れ際にはアカリはこんないじましい発言をします。
大丈夫かなぁ。数年ぐらい失恋引きずりそう。どうすんの、光クン。責任取りなさいよ。なんのかは知らないけど。
こうしてアカリがいなくなって、またリルゥとふたりきりの生活がやってきました。
久しぶりの共同生活にドギマギしていると、玄関のチャイムが……。
そこには東京に行ってしまったアカリの姿が!
ば、バカな……貴様は確かに彼岸(東京)に送り出したはず……!
まあアカリは契約の為に行っただけで、まだ正式に引っ越すのには時間がかかるそうです。
やったね、アカリ。光クンを奪い取る時間ができたぞ。そしてそのまま都会へ連れ出してくれ。都会に帰りたい。
アカリの笑顔と共にアカリ編は終了となりました。
ここでようやく気づいたのですが、ヒロイン選択制ではなく一本道のノベルでしたのね。
光クンと魔女リルゥのお話はまだまだ続くのですが、ネタバレ可能な部分はここまで!
ロープライスとは思えないほどボリューミーな作品です。声優さんの熱演も良かった……。
それでは次回は総評・まとめです。
(総評・まとめに続く)
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