VA-11 Hall-A プレイ日記 総評・まとめ
VA-11 Hall-A、完全クリアです!
ちょっと奇妙で愉快な世界の住人たちの狂想曲。どんなに世界の技術が発達しようと人々の悩みは変わらないもので……。そこがまた面白かったです。
あとカクテル作りのゲームだけあってプレイしてると喉が乾いてきましたね笑。コーラでも飲みますか(未成年)。
プレイ時間は1周9時間前後。
完全クリアまで20時間弱といったところでしょうか。
サクッとプレイしたい人には特にオススメです。
それではここから総評に入ります。
カクテルゲーム
ヴァルハラというゲームをゲームたらしめる要素、それがカクテル作りです。
ノベルゲームといえば選択肢を選ぶというのが常套です。このゲームでも選択肢の代わりにカクテルを選ぶので、そこまで突飛ではありませんが、だからこそ魅力があるのだと思います。
選択肢を選ぶというのは直球で分かりやすいです。プレイヤーとしても直感でゲームを進めやすい。
それに加えてヴァルハラはカクテル作りという独自要素を通して、より物語とシンクロしやすくなっています。
「選択肢を選ぶ行為」に「世界観に即した要素」というひと味を加えたゲーム
に私は新鮮味を感じました。
最初はレシピを見つつでなければできない。でも最後の方はなにも見ずともカクテルを作れるようになっている。
ノベルゲームで上達を感じることなどなかなか出来ません。それを味わせてくれるのも良かったです。
不正解≠間違い
先述した通り、ヴァルハラはカクテル作りを趣旨にしたADVです。
基本的にはお客の注文に合わせたカクテルをお出しするのが主です。まあクイズゲームみたいなものですね。
ヴァルハラをただただクリアするだけなら正解の注文を出すだけで問題ありません。
しかしヴァルハラは単なるクイズゲームではないのです。
上記のような隠しキャラクターは注文を間違えないと出てきません。トロフィーをコンプリートするには間違える必要があるわけですね。
更に言うとトロフィーをコンプリートしてもヴァルハラを100%楽しんだとは言えません。
トロコンした時点でも、複数のキャラクターの謎は消化されません。彼ら彼女らの謎は、どこかで注文を間違えることで明かされていきます。
不正解≠間違い。
正解を選ばなきゃいけないクイズゲームに見えて、実はプレイスタイルはあなたの自由なのです。
どんなカクテルを出そうとバッドエンドはないですしね(あるにはあるけど、胸糞悪くなるような結末はありません)。
ヴァルハラの最後でも言われるように
「真実は自分の目で」
ということなのでしょうか。
奇妙な近未来SF世界
ヴァルハラといえば独特な世界観とキャラは欠かせません。
どこか現代と似通った部分もありながら、独自の発展を突き進んでいる。プレイヤーは置いてきぼりになることなく、この世界に興味を惹かれ引き込まれていきます。
人間そっくりのAI。
脳みそだけの人間。
喋る犬。
きっと彼らに対し奇妙な感覚を覚えつつも、興味を持たれることでしょう。
多様性が重視される現代から更に発展した結果、人間が想像つかないような多様性が見られるようになった世界。その世界を覗くだけでも楽しいものです。
そしてどんなに発展しようと、生活が変わろうと、社会が便利になろうと、人間(とAIと犬とその他もろもろ)の心は変わりません。そういうものを見つけるのもまた一興でしょう。
以上で総評・まとめは終わりです!
VA-11 Hall-AはPSvita、PS4、Switchなど絶賛販売中です!
SF世界の中でちょっとお洒落なドラマを体験したい方、是非買ってみてください! 目指せカクテルマスター!
ここまでお読みいただき、ありがとうございました!
それではまた次回、別のゲームでお会いしましょう!!
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