夜、灯す プレイ日記④

【前回までのあらすじ】

部長亡き(死んでない)グループ奏のメンバーを引き継いだエリート様。そして部長の仇の正体は……!(だから部長は死んでない)
 
 

 
 

【親友の王子様】

 エリート様を加えた新しいグループ奏での練習が始まりました!
 といったところで、視点は鈴ちゃんの親友兼幼馴染の真弥ちゃんへ。
 実は真弥ちゃん、

 エリート様が入部してからモヤモヤしっぱなしです。

 それもそのはず。真弥ちゃんは幼いころに鈴ちゃんに助けられて以来、ずっと好意を抱いていました。
 料理が上手になったのも、箏を始めたのも全部鈴ちゃんのため。
 

 おおぅ。長年の一途の想いは重いですね。

 
 箏が1番な鈴ちゃんの箏の領域に及ぶ人間はずっと現れませんでした。しかし、そこにエリート様が転校してきたのです。
 鈴ちゃんにとって唯一無二の存在、それが自分ではなくエリート様になりつつある……。

 もう嫉妬の嵐です。

 
 そしてもうお分かりでしょうが、真弥ちゃんの出してる音こそが、

 「無気力な音」つまり「やる気のない音」

 と、判明します。
 
 理由も私が推測した通り、大好きな鈴ちゃんが箏をやってるからやってるだけというものでした。
 

 いや〜私ってば探偵の素質があるんじゃないですかね👺。

 そうこうしてるうちにエリート様と真弥ちゃんが正面衝突。

 鈴ちゃんの隣、グループ奏のメインパートの座をかけて戦うことに……!!

 

 ぶつかり合うのもまた青春ですなあ。

 
 

 
 

【成長、決戦、そして】

 そんなこんなで真弥ちゃんはエリート様と戦うことに。
 そして真弥ちゃんは自分の決意が揺るがないよう、しばらく鈴ちゃんから離れて練習します。
 
 すると、真弥ちゃんはあることに気づき始めました。

「貴女の音にはなにもない」

 エリート様からはそう評価された真弥ちゃん。辛辣ではありましたが、箏をするのは弾きたいからではなく鈴ちゃんに近寄るためだけだったから当たり前の評価かもしれません。
 
 しかし箏をするにあたって得たものは鈴ちゃんの隣にいることだけではなかったのです。
 累ちゃんとの、麗子ちゃんとの、部員たちとの絆や信頼は確かに築かれていました。
 エリート様の言う通り、自分にはなにもないと評していましたが、真弥ちゃんは既に箏曲部になくてはならない唯一無二の存在だったのです。
 
 それを証拠に部員のみんなは真弥ちゃんを全力応援!
 そして応援に応えるべく真弥ちゃんは恐るべき成長スピードで技術のレベルをあげていきました。
 

 まさに覚醒。

 
 仲間との絆で成長する。

 う〜ん、青春ですなぁ。

 
 そして決戦当日も覚醒した真弥ちゃんは自分ができる最高の演奏をするのですが……。
 
 

 
 

【青春とは良きものなり……お前誰ダァ!?】

 真弥ちゃんの演奏は素晴らしいものでしたが、エリート様の演奏は更にその上をいきました。
 それは誰もが息を呑むほどの……。
 真弥ちゃんは、みんなの期待を背負った自分が負けてしまったことに耐えられず、屋上に逃げて泣き出してしまいます。
 

 いいぞいいぞ。いっぱい泣け。

 仲間とぶつかって、成長して、挫折して、それでも前を向く。

 とても良き青春です……。

 今ブームの無惨さまの「まざりあって、超えてゆけ」という名言通りですね……(無惨さまはそんなこと言ってない)。
 

 いや〜良い百合青春ノベルですね。……ん? これって単なる青春系だったっけ?

 
 このゲームがどんなジャンルか思い出した時、ついに

 ヤツ

 が出てきたのです。

 そう、部長の仇の幽霊が……!

 青春の感動に浸ってる時に一気にホラーに突き落とされる演出に鳥肌がめっちゃ立ちました。マジ怖い。やめて。

 そして真弥ちゃんは悪霊に操られて危うく自殺しそうになってしまいます。

 エリート様の助けもあって、なんとか事なきを得ましたが、

 ついに本格的に牙を剥いてきましたあの悪霊。

 
 部長の件はなにか並々ならぬ事情があったのかと思いましたが、なんの罪もない真弥ちゃんを殺そうとするなんて、これはもう単なる自己都合の呪いのバケモノで確定です。
 

 ちょっと誰か寺生まれのTさん呼んできてくれ!!!!!!

 
 

 
(続く)

とあるノベルゲーム好きな天道虫

好きなノベルゲームを 気ままにプレイしてる虫の日記です。

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