【伝聞ホラー】アパシー 鳴神学園七不思議 プレイ日記 まとめ・総評
はい、というわけで……
アパシー 鳴神学園七不思議
完全攻略でございます!!
1周2時間弱、完全攻略までは約50時間とノベルゲームでは破格のボリューム!
魑魅魍魎、奇想天外、電波盛盛とあらゆる方向に伸びたホラーゲームでしたが、お腹がはち切れそうなぐらいに満足でした。
うっぷ……当分はホラーゲームはお断りです……。
それでは以下、総評とまとめです。
【伝聞ホラー】
アパシーでは他のホラージャンルとは違って、基本的には主人公が恐怖現象を体験するのではなく、語り部もしくは語り部の知り合いが恐怖を体験するという独特な構成になっています。
主人公が体験しないのでは感情移入できないでは……と思うかもしれませんが、そこはご安心を。おどろおどろしい話の前には感情移入もなにも考える間もなく怖いですし、なにより語り部たちの話し方がどれも雰囲気を盛り上げてくれます。
そして伝聞ホラーで1番の特長は、
バッドエンドでも正規エンドにできる
という点でしょう。
通常、恐怖現象を体験する視点の人物(たいていは主人公)が死んでしまうバッドエンドはそこで打ち止めになります。まあ当たり前ですが、主人公が死んでしまったら、ほとんどの場合そこで物語はお終いですから。
ですが、伝聞ホラーの場合、いくら怪談の中でヒトが死のうとメインストーリーを続けることができます。例え結末がバッドエンドでも主人公には関係ありませんもの。
つまり言えば、バッドエンドだけのルートも確立できるのは本作の一番の特長ですね。「真実を知る代わりに死ぬ」「なにも分からないまま生き残る」、どちらも良くない結末で、「真実を知って生き残る」ルートが欲しくなりますが、非情に徹してそんなルートを作らないのが本作の面白いところです。
バッドエンドルートになるとついつい結末にたどり着く前にセーブアンドロードで回避しようとしますが、今作はそれはない。
最後まで、その登場人物が生命を失う瞬間まで、その恐怖を味あうことができるのです。
【メインルートはない】
本作は無数の選択肢から無数のルートと結末があるのが大きな特長でしょう。
選択肢ひとつ違えば、まったく別の結末になります。呪いからサイコホラーから宇宙人の侵略から……はたまたコメディエンドまで。
どれも矛盾するものばかりでパラレルワールド扱いです。
なので、どのルートをクリアすれば終わり!というものはなく、そういう真実ルートを探してると延々と鳴神学園をさまようことになります。
一応、一体の条件を満たして出現する特別シナリオ『秘密』にてそれらしい真実はありますが、それも絶対とは言い切れず微妙なところ……。
なので、飽きるまでプレイして、飽きたらやめるというのが本作のプレイスタイルなんだと思います。
従来のゲームの通りにトゥルーエンドなんか探してたら、私のように完全クリアするまで囚われます笑。
ちなみに攻略自体は難しいように見えて、比較的容易です。
選択肢は確かに無数にあるのですが、エンディングリストは基本的に順々に並べられているので、それを参考にすれば埋めるのは難しくありません。また描写も分かりやすく、あの選択肢でここの場面が変わったんだなとすぐに理解できるところも助かりました。
【ホラー恋愛ゲーム】
アパシーやっていて感じていたのですが、
かなりドキドキします。
いやホラー的な意味もあるのですが、恋愛的な意味でもドキドキします。普通に考えればヤベー奴ばかりなので、恐らく吊り橋効果、きっと吊り橋効果。
ヒロイン候補は、同僚女子の倉田恵美、ヤンデレ先輩の岩下明美、小悪魔サイコパスの福沢玲子、不思議ちゃん霊媒師の元木早苗の4人です。
基本的には元木早苗ルートで固定されてるのですが、他3人も魅力的……?個性的なので恋愛ゲームとしてもアリかも。
先ほども言いましたが、普通の恋愛ゲームでは得られない究極のドキドキを味わいました。恋愛のドキドキと死ぬかもしれないドキドキを同時に味あうのは初めての経験ですよ……。
追加シナリオで他のヒロインルートも開拓されたら嬉しいです。多分ないでしょうけど笑。
以上で、アパシー 鳴神学園七不思議のまとめ・総評を終わります。
多種多様なホラージャンル、究極のドキドキを味わいたい方はアパシーを是非!
アパシーはニンテンドースイッチで発売中です!
それではまた別のゲームで!
0コメント