ボク姫PROJECT プレイ日記⑥
前回までのあらすじ
女装して学園に潜入していた伊草ミナトは全ての黒幕の姫神ネメシアによって女装をバラされてしまった。しかしなんとか再起し、彼女の最強の駒である姫皇との決戦へ……。
【抱けー！抱けーー！！】
姫皇エルメスとの決戦前夜。
これまで様々な協力をしてきたパートナー、メインヒロイン(仮)のアキラとの関係もいよいよ大詰めです。
主人公とアキラは添い寝をして、なかなか良いムードに。
見守る私はノスタル爺のごとく
抱けえええ！！！
と叫び続けます。
そしてついに主人公のミナト君も告白の覚悟を決めたのか、口を開きました。
ミナト「アキラ、ボクはね」
ミナト「アキラと一緒に百合愛学園に通いたいんだ」
……。
………。
…………。
ん？？？
どうやら添い寝シーンが告白シーンだと思っていたのはアキラと私だけで、ミナト君はそうでもなかったっぽい。
告白されると思っていたアキラは絶叫。
ノスタル爺の私は意気消沈して床を舐めてます。
このヘタレがよぉ……。
【姫皇選挙】
そしてまあなんやかんやあってラスボスの【姫皇】姫神エルメスとの決戦へ。
相手は国民的アイドル。対してミナト君は一般的女子どころか女装がバレた男子学生という圧倒的不利な立場。
しかしかつてのライバルたち、鬼灯リラや龍宮院ウランの力を借りてのアピールで、あの姫皇と拮抗するまでに。
女装男子だからこその
可愛いとは生来の美少女のものだけじゃない、みんながかわいくなれるんだ
という言葉の重み。
最初は姉の為に嫌々してた女装によって気付かされた「かわいい」ということの本質。
単なる手段であったのが、もうミナト君に欠かせない要素のひとつになっていたのは感慨深いですね。
まあそんな状況を許せるわけもなく、黒幕の姫神ネメシアが裏工作の為に姫選挙のステージへ忍び寄ります。
その裏工作とは、
豚の血が入ったボールをミナト君にぶつけること。
お前はどこの映画キャリーのいじめっ子だ。私が超能力に目覚めたら真っ先にお前のところにいくからな。
まあメインヒロイン(仮)のアキラの機転、そして
姫選挙を放棄してまでアキラを助けにきたミナト君
によって、ネメシアは完全撤退を余儀なくされます。
でもアキラの為とはいえ、姫選挙を放棄してしまったら姫皇には勝てないんじゃ……。
【桜並木の下で】
こりゃもう負けだと思ってステージに帰るミナト君に待っていたのは……
圧倒的圧勝の結果表示でした。
何故こんなことに？
プレイヤーの私ですらワケが分かりません。
ですが、実は姫選挙を投げ出してミナト君とアキラがネメシアと戦っていた頃、
姉であるマリカが長い眠りから目覚めていたのです。
そしてマリカから学園のみんなへの呼びかけもあって、この結果に繋がったと。
なにはともあれ、ネメシアの企みは頓挫、エルメスも姫皇陥落での完全決着。
真相が明らかになり、マリカも目覚めたのでこれ以上ないハッピーエンドでしょう。
そして再び季節は春になり、百合愛学園の桜並木にはミナト君と一緒に登校するアキラの姿が。
彼らは約束通り、一緒に百合愛学園に通えることになったのですね。
しかもミナト君もなんだかアキラへの恋心に目覚めてるようで……。
これは今後が楽しみですな！
といったところで、エンディングです。
ボク姫PROJECTクリアでございます〜！！
スタッフロールで初めて気づいたのですが、ミナト君を演じた川上ゆきさん、
なんとひとりで三役(ほぼ四役)演じていたことが判明。
これには驚きました。主人公とメインヒロインとのカップリングが両方同じ声優なのは、このゲームぐらいでは……？
一応はクリアしたのですが、ところどころ謎が残っているような気も。
姫神ネメシアが共学化を推進してたのは分かりましたが、何故そこまで共学化に執着してたのか。
伊草マリカは何故あのタイミングで目覚めることができたのか。
そしてなにより
姫神エルメスはホントに腹黒ではなかく単なるぶりっ子だったのか！？
という疑問が私の中に駆け巡っています。
ですが、ボク姫PROJECTは選ぶヒロインによって複数ルートが用意されています。
おそらくは別のヒロインのルートで、これらの謎の真相は明らかになるでしょう。
気になる方は是非ボク姫PROJECTを買ってプレイしてみてくださいね！
前評判通り単なるコメディのギャルゲーではなく、女装とサスペンスが絡まったある意味異端の面白いノベルゲームでした。
ということで、次回はボク姫PROJECTの総評・まとめです。
(総評・まとめに続く)
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